研究開発


▼ 自社開発Windows制御NC旋盤

■開発のきっかけ
当社では、今まで多くのNC旋盤を導入してきましたが、いつも不満に思っていたことは、NC旋盤メーカーの情報開示の弱さでした。
当社のような特殊ボルトを扱う加工では時として機械の加工能力を極限まで使い切る必要があるのですが、機械・電機・FAコントローラーと、それぞれの技術が分断されて閉じていて、知りたい部分を知ることができないもどかしさがありました。

NC旋盤の開発というと大がかりなことに思えますが、基本は回転軸と加工軸があり、それらのサーボモーターに必要なパルスを送出するメカニズムがあるだけですし、またそれらは近年急速に低価格化が進んでいる部分です。

高性能なコンピューターも数年前では考えられないほど安く、モーションコントロールボード(モーターの制御を行う装置)も安価で高性能なものが登場し、制御ソフトウェア開発の生産性もビジュアルツールの登場により著しく向上しています。これらを用いれば、宿願であった「どこまでもオープンなNC旋盤」の開発が可能ではないかと思い取り組んだのがこの装置です。

■装置諸元
制御装置 カスタムメイド防塵パソコン 及び オムロン製PLC
制御CPU Pentium4 2.0GHz
制御OS   Windows2000Professional
制御言語 Microsoft VisualBASIC6.0
表示装置 15インチ 液晶ディスプレイ
加工アーム 2軸同期制御刃物台制御
軸モーター 3馬力
最大加工寸法 45φ 150mm
搬入・排出機構あり
ネットワーク対応 100/1000BASE−T
記憶容量 80ギガバイト × 2 ディスクミラーリング

■能力・及び今後の展開
当社の加工ノウハウを反映したソフトウェアを搭載している上、自社開発のため機械制御プログラムのソースコードまでカスタマイズすることが可能であり、NC旋盤の制御技術と旋盤加工技術のノウハウをシームレスに統合することができます。
また、従来のFAコントローラーと桁違いに強力なPC並みの記憶能力と通信能力をもち、これらが工程管理、品質管理の強化に役立ちます。

今後に向け、現在は工場内に構築したギガビットネットワークを経由してデータベースに接続しセキュリティ対策を行ったWebサーバーからインターネット経由でお客様へ情報開示を行うシステムを構築中です

最終更新